育児とは⁉赤ちゃんゲスト✨✨
今日はちょっと真面目な話…
おぎゃーーっっと赤ちゃんを産んだ瞬間から育児のスタートです💕
ところで育児は「母親」の仕事だと思っていませんか??
母親の方が育児に向いている??母性本能があるから??
普段は人形のお世話をしている子ども達‼
本物の赤ちゃんのお世話は経験のない子がほとんどです😅
本当の育児の様子を子どもたちに見てもらえるように、赤ちゃんゲストがやってきました😊✨
実際に離乳食を食べている姿を目の当たりにし、真剣な表情で見ている子ども達👀✨
「皆も赤ちゃんの時はこうして食べてたんだよ~~~!」と伝えると、照れくさそうな表情をしていました😊
ご飯を食べてにっこり笑う赤ちゃんに、子どもたちもにっこり優しい表情をしていました💕
大根を食べて複雑な表情をする赤ちゃんにつられて、子どもたちも苦い表情をしていました💦
本物の赤ちゃんのお世話を見た後は、お人形さんで模倣して離乳食を作ってお世話をしていた子どもたちでした✨✨
さて、ここからは真面目な話…
よく赤ちゃんが生まれて、母親になったら、育児は出来るものだと思っている方が居られます。
特に男性はそう思われている方が多い傾向に…母親になった瞬間から育児が出来るものだと…母親と父親ではそもそもスタートラインが違うものだと…
自分は母親になったのに育児に向いてない…母性本能が足りてないんじゃないかぁ…と悩まれている方にもよく出会います。
そのような方に多いのが、『育児=母性本能』と思われている場合。
実は『母性本能』と『育児』はイコールではなく、母性本能があるからと言って、育児が出来るわけではありません。
最近では『母性本能』という言葉は社会からの刷り込みにしか過ぎず、『母性本能』自体存在しないという研究結果も多くあります。
育児はどのように覚えるのか?最近ではインターネットの普及で、自分で調べることが出来るようになりましたね。情報が多すぎて悩む事もしばしば…
それでは昔の人はどうしていたのか?昔は、二世代家族、三世代家族、拡大家族、複合家族が多く、おばあちゃん等、経験の豊富な人が育児の方法を教えてくれました。
育児は母性本能ではなく『文化』だったのです。文化は自分で考えるものではなく、伝えるられるものです。誰かの手本を見たり学習したりして体得するものだと考えられています。
育児は女性だけの仕事ではなく、男性は女性に比べ伝えられる機会が少なく、育児の方法を知らないだけなのです。
育児の経験がない夫婦にとっては、育児は母親の方が向いているという事は無く、父親でも母親でもスタートラインは同じです。
家の中には常に赤ちゃんや子どもが居て、いつでも子育ての様子を見ることが出来ました。
昔は、知らず知らずの間に、育児の方法を見て学ぶことが出来たのです。サ〇エさん家族のような家族が多かったんですね。
最近では核家族が増えたことから、育児を見る機会がほとんど無くなってしまいました。
このような時代に、保育園という場所には常に赤ちゃんがいて、実際に育児を目で見ることが出来る貴重な場所とも言えます。
実際に子どもたちが自分の目で育児の様子を見て、お人形さんを使って真似っこすることで、育児を疑似体験することが出来ます。
乳幼児期に経験することで、子どものころから、育児に対する期待感を持つことが出来るようになるのです。
身近に赤ちゃんと接する機会がどんどん無くなっていく時代に、このように赤ちゃんと接するということは、大切な経験になっていくのではないでしょうか。
園長